こんばんは。
こちらでは、本日行われたスピーチの様子をお伝えします。
本日は、4名の方々が話をしてくださいました!
まずはじめに話をしてくれたのは、2年 藤本 華(ふじもと はな)です。
藤本は、大学に入る直前で怪我をし、1年生の日本選手権を棄権しています。
開催地が藤本の地元であったこともあり、そのショックはとても大きいものでした。
しかし、その時監督からは、
『今は泣いても良いから、夏は笑ってほしい』
と言われたそうです。
藤本の専門種目は長距離の自由形で、インカレの800m自由形では、A決勝3人というチームとして大きな目標が掲げられていました。
そのプレッシャーは相当なものだったと思います。
しかし、藤本は自分がA決勝に残っている姿を想像できるくらい、強い気持ちを持って練習に臨んだことで、僅かな差でA決勝へと勝ち進むことができました!
チームで戦う責任やインカレの怖さはもちろんあるけど、なりたい姿を想い続けることで結果は変わる。
と、そう伝えてくれました。
2年目となった今も、インカレ特有の怖さは消えることはありません。
しかし、藤本なら強い気持ちを持って、きっと乗り越えてくれることでしょう!
そんな選手が増えてくれることを願います。
続いて、3年 金澤 蓮(かなざわ れん)さん
金澤さんには、尊敬する先輩がいます。
その方は、去年ご卒業された安藤 泰貴さんです。
同じSSチームとして一緒に練習していた安藤さんとA決勝に残ることを目標にしていました。
"どうしても"という強い想いがあったからこそ頑張ることができたと言います。
この"誰かのために"という想いこそが、チームの最大の力になるのではないでしょうか?
こうした繋がりや結び付きを大切にしてほしい、もっともっと増やしてほしい。
そう伝えてくださいました。
普段はそういった部分をあまり見せない金澤さんからのメッセージであったからこそ、心に残るスピーチでした。
続いて、3年 石坂 夏鈴(いしざか かりん)さん
石坂さんは、1年生の頃から今までの変化についてお話ししてくださいました。
選手としては出られず、サポートスタッフとして参加した1年生のインカレでは、全国で活躍する同期の姿を嬉しく思うと同時に、とても悔しかったといいます。
石坂さんの強さの秘訣は、その悔しさを感じ、練習に表現するところだと私は思います。
その時感じた悔しさをバネに、今日まで成長を遂げてきました。
しかし、狙う所はまだまだ先です。
目標に向かうその姿勢で、KUSTを引っ張っていってくださることでしょう!
最後は、4年 田口 そよ風(たぐち そよか)さんです。
田口さんは、昨年度末の冬季公認記録会を最後に、現役を引退されました。
本当はインカレで得点を取り、チームに貢献したかった。でも、自分が今できることはマネージャーとして選手をサポートすること。
と、田口さんは話していました。
選手は田口さんの想いをどこまで汲み取ることができたでしょうか。
同期のため、後輩のためにマネージャーになることを決意した田口さんのために、選手の皆さんができることはたくさんあります。
最後のインカレは全員笑顔で終わりたい
という田口さんの願いを叶えるためにも、一人一人が必死になって練習に励んでもらいたいと、心から思います。
本日のスピーチは以上になります。
インカレまであと76日。関カレまでは、あと42日です。
時間は待ってはくれません。
今回のスピーチを終えて、自分はなんのために泳ぐのか、誰のために泳ぐのか、この夏をどう迎えたいのか、一人一人が考える良いきっかけになったと思います。
今日感じたことを心に留めて忘れず、インカレまで全員で目標へと向かっていきましょう!